2015初秋 九州ノスタルジア放浪記 その30 志免鉱業所竪坑櫓
長い旅路の果てにたどり着いた場所。

志免鉱業所竪坑櫓(しめこうぎょうしょたてこうやぐら)。

その圧倒的な存在感。
戦前、海軍が物資確保のために国営で採掘していた炭鉱。
そのためこのような大きな櫓が建てられることになった。

ここはグラウンドになっているのですが、竪坑櫓の回りはフェンスで囲ってあります。

第八坑連卸坑口。後に見えるのはボタ山。

トロッコで入れる斜坑です。

圧倒的な存在感に、ただただ言葉を失うばかり。


説明文(クリックで拡大)



今回の旅で思ったのは、やっぱり九州北部っていうのは炭鉱なんだな…と。
僕が郷愁を感じたものの、ほとんどが炭鉱がらみのもの。
日本の近代化を支えたものが、今では逆に郷愁を感じさせるという…何とも因果なものだなぁ…と。
時代に翻弄されたものの、そこには変わらない風景があったんだろうと思う。
さあ、時間も6時半。そろそろ帰らねば…。

便利なもので、ここまで乗ってきたバスは本数がまずまずある上に、福岡空港へよってくれる。

気温は22度。なにか1週前まで暑かったが、突然過ごしやすくなったタイミングでなかなか快適な旅だった。

空港の待合室、お腹が空いたので少しつまめるものを…。

鳥めしのおにぎり。これ、無限大に食べられるおいしさ。
その後、ANA448便で中部国際空港へ、名鉄電車で帰路となりました。
(「α77Ⅱ」+「DT18-135mm F3.5-5.6 SAM SAL18135」)
若干「駅舎めぐり」というスタイルに不安がありましたが、終わってみればなかなか楽しめた上に、僕にとっては転機になった旅でした。
旅程2日目に、古い駅舎をご案内いただきましたLM様、K様に重ねて御礼を申し上げます。
また、長文、駄文にお付き合いいただきました皆様にも御礼申し上げます。

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| 初秋 九州ノスタルジア放浪記 | 23:29 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑