乗り鉄放浪記

初乗車の185系。
「富士山が素晴らしかった」…からの寄り道旅で初乗車することになるとは…こういう偶然の旅が楽しかったりします。



特急車両なんですけど…窓が開くんでしょうか？？



まあ…長く乗車したかったんですけど…。

目的地があったので…なくなく…一駅目で下車します…。


下車後、まず目に飛び込んできたのはコレ。。

笹に人形さんやら吊してある…なんぞね？？



「吊し雛」という…伊豆地方に伝わる雛飾りのようです。
なかなか…可愛らしいですね。







伊豆長岡駅、1898年開業。




その目的地は…駅から歩きます…けっこう歩きます…。
バスもあったようですけど…本数が少なく…じゃあ歩きますかと…。

少し歩いては振り返り富士を撮る…
少し歩いては振り返り富士を撮る…

これの無限ループ状態。

目的のものが見えてきました。



江川英龍、西洋流砲術を学び、反射炉の建設を建議した。



難しいことは知らないけど…お台場に設置するカノン砲を江戸時代に鋳造した反射炉がコレ、韮山反射炉。
近代化にはやっぱ…テツが必要なんですよ。



これも過去の写真を見ると植物に覆われて…見向きもされなかった時代があったようです…。



価値がある（世界遺産）と分かると躍起になる…
不思議なものでそんなことは関係なく、160年前からここに佇んでいる…
それは160年前の志が素晴らしかったってことなんだろうなと…凡な頭脳ですが思います。




まあ…気持ちは分からなくともないけど…このままじゃ日本中が世界遺産になっちゃいそう…。
そうなったとき…本当に価値のあるものってなんだろね。




韮山反射炉まで遠かった…片道2.5kmぐらいあったんじゃないかと…。

伊豆長岡駅へ戻り、三島行きに乗ります。




ボックスシートに身を沈め…

終点の三島駅へ。




道中看板を見て気になっていた…椎茸そば。
この駅そばで一番人気メニューのようです。




その後、東海道線で沼津まで、沼津から御殿場線で松田、松田から小田急線で目的地の東京へ。

いずっぱこの放浪記、これにて最終回です。
短期連載でしたが…駄文、珍文にお付き合いいただきありがとうございました。



（「D750」+「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」+「AI AF Nikkor 35mm f/2D」）

修善寺駅から2駅目で下車します。

列車交換は、185系踊り子でした。



この駅の特徴は…この大きな上家だと思います。



廃レールの支柱がいい感じです。



構内踏切＆円形階段。



大仁駅、1899年開業。
ここも難読、「おおひと」と読みます。




んまあ…僕はドラゴンズファンですけどね…。
長嶋さんの「空振三振したときにカッコよくヘルメットを落とす」練習…
を見た王さんが「この人にはかなわない」とホームラン王をめざすというエピソードが好きです。



飲みましたよ…味はあんまり記憶にない…。



城山というゴツゴツの岩山。
伊豆半島ってハワイの方から流れてきた…なんて話しを聞いたことがある。
波に乗って流れてきたわけじゃなく…プレートが違うとか。。
あれは地殻変動を感じさせる岩山。










ここでやってきたのは185系特急踊り子…旅助けきっぷはこれも乗車可能。
大仁駅から三島方面へ進みます。



（「D750」+「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」+「AI AF Nikkor 35mm f/2D」）

どこまで行っても付いてくるあの霊峰…この日は運がよかった。





とりあえずは終点の修善寺まで乗り通し…駿豆線完乗です。



国鉄と西武、異色の組み合わせ…日本で唯一？？ここで見られます。



修善寺駅、1924年開業。




駅舎は2014年に完成した新しい駅舎です。





東京オリンピックパラリンピック、自転車競技の会場になるようです。








駅舎も古い駅舎ではなく…若干時間を持て余したようで…色々なものを撮っているようです…。




まあまあ…駅舎は新しくとも…プラットフォームには古い洗面台があります。




ベンチもいい感じです。




185系の運転台。
運転台までコイツは…イケメンですね…。




このまま185系に乗車するかと思いきや…折り返しの黄色いデンシャに乗ります…。


　（「D750」+「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」+「AI AF Nikkor 35mm f/2D」）

三島から4つ目の駅で下車します。



パテシエかわゆす…な看板。



大場駅、1898年開業。
「おおば」と読んでしまいそうですけど…「だいば」です。




やっぱり西武鉄道グループ…バスもレオってます。



冗談はさておき…

ここに伊豆箱根鉄道の本社＆工場があります。




なので引き込み線の踏切もあります。



この駅で降りた理由、本社工場も気になりますが…

歩いて15分ほどの有名撮影地。




ヘタクソほど語りたがりますよ…と前置きした上で…鉄道写真の8割ぐらいは「ロケーション」と「天候」で決まります。
この日はその2つが「文句なし」によかった…ってことは…残りは「腕」ってことですかね…。



立ち位置、縦位置、横位置、いろいろ試行錯誤…




なかなか上手くいくもんじゃないんですけどね…。



列車の本数がまずまずあるので飽きることなく撮影できます。







似たような写真ばかりで申し訳ないのですが…大本命の登場。

8079M　特急踊り子109号
ひとつ前の写真みたく…もう少し左だったかな…と思ったが、これはこれで満足な一枚。
手持ちでこれだけ撮れれば満足です…。



ラストは鮮やかに霊峰富士と黄色い電車…横でもよかったかもね。。




悩みはつきませんが、帰り道…

本社工場に古い電機を発見…あれも走行シーンを撮ってみたい。





大場駅に戻り、次の修善寺方面行きのデンシャを待ちます…。

やってきたのは…先ほど撮影した黄色い電車でした。




（「D750」+「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」+「AI AF Nikkor 35mm f/2D」）

1月29日。

名古屋603発浜松行き　3104F

東京へ行きたい用事があったが…金欠。
こちとら貧乏旅行ならお手の物…

名古屋→豊橋は「カルテットきっぷ」を金券ショップで購入（900円）
豊橋→沼津→松田は「休日乗り放題きっぷ」を購入（2670円）
松田からは小田急線で東京（代々木上原）まで（720円）

時間はたっぷりあるので…乗り降り自由になる御殿場線で駅めぐりでもしようと画策。



浜松810発熱海行き　428M

18きっぷの時期を外したせいか…ガラガラでした。
そんなこともありすべてが予定どおり…でしたが…

この日は富士山が抜群に素晴らしかった。。


ならばと予定を変更…沼津駅をスルー。

三島駅で下車します。


まずは朝食…

予定外旅程＆時間はいくらでもあるってことで…ホームにあった駅そばで山菜そばをいただきます。
「なると」がいい感じ。


そばを食べ終わり、どんぶりを置くとサイドから車両の動く音。。

東海道新幹線の車両基地はここにある…まったく無知ですが…作業車があくせく働いています。



そして地下通路をくぐり…「伊豆箱根鉄道駿豆線」へ。



黄色いデンシャは元西武の車両。
ご存じ西武鉄道グループです。



もっとも乗車したのは左側の7000系という車両。



1991年に製造された車両…古参の雰囲気を醸し出しています…ヘッドカバーがいい。



購入したきっぷは「旅助け」という1日乗車券。
三嶋大社の厚さが特徴の絵馬「三嶋駒」をイメージしてつくられているらしい。
デザインは素晴らしいが…ポッケに入れるにはちょいと大きく…少々困惑。


今回はいつも以上に行き当たりばったりな旅になりそうです。



（「D750」+「AI AF Nikkor 35mm f/2D」）