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乗り鉄放浪記

2019年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2019年07月

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羆嵐

「こんなん読んだら北海道へ行けなくなる」

…と二の足を踏んでいたノンフィクション。
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意を決して読んだのは…吉村昭著「羆嵐」。




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羆避けにクラクションを何度も鳴らした後、車を降りる。

ピンと張り詰めた空気と、森のざわめきに、運ぶ脚は自然と速くなる。




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もちろん獣害事件として…おぞましい事件…ではあったが、

それ以上に、開拓者の苦難が記憶に残っている。


せっかく、耕地した土地をイナゴの襲来によって手放したこと…

先に入植した開拓者より、川上へ、川上へ、再入植せざるを得なかったこと…

またそこから発生する収穫の差やヒエラルキー…

同時期に入植しながら…木造家屋への憧れ…等々。



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愛おしさをおぼえるほどけなげで純粋な開拓精神を、

あざ笑うかのように羆は襲来する。














羆を退けた後も…この土地に定住するものはなく…
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故に…この土地・事件には「絶対神聖」や「人間への警鐘」というものがあったのかもしれない。







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滞在中、その空気感に圧され…数秒に一度、手を打っていた臆病者ながら… 

「亡くなった開拓者の慰霊」と「大自然への畏敬」…相反する想いに揺れていた…三毛別でした。





(「Z6」+「FTZ」+「AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR」
+「SIGMA 35mm F1.4 DG HSM」

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| 初夏 北海道レンタカー旅 | 23:56 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

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深名線・添牛内駅

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添牛内駅、1931年開業。




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駅はいつまで駅だろうか?




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一見、野放図にされているように見えるが、北海道の生命力はそんなに甘いものではなく…

数年も放っておけば、あっという間に…自然へと還る。


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深名線廃止から二十と余年、時は流れても…ここは駅でした。




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有志に深く感謝。



(「Z6」+「FTZ」+「AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR」)

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| 初夏 北海道レンタカー旅 | 23:30 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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提灯殺し

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東京・高輪橋架道橋


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「提灯殺し」

タクシーのルーフ上にある、行灯を壊してしまうことから付けられたその別称。

そういわれるわりに、タクシーの通行が多かったのは、

文字通り「身の丈」を知ってのことか…

まさにプロフェッショナルな仕事。


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こんな高架下が200メートルほど…

1.5mの最低部では頭を下げて進みます。


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もう一つのプロフェッショナル…

それは、自転車の通行者。



思わず…スタン・ハンセンの「ウエスタンラリアート」か、

ハルク・ホーガンの「アックスボンバー」の想像してしまう…。。


「自転車を降りて通行してください」…との注意書きも…お構いなし。

こちらも…プロフェッショナル…??

いやいや…過信は禁物です…お気をつけてください。


(「Z6」+「FTZ」+「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」)




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同郷

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名寄本線の廃線跡めぐりをするなら「是非訪問したい」と、Googleマップにピン止めしておいた場所。



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ここにはかつて「岐阜橋」という駅がありました。

ご存じの通り、北海道のこういった地名は、入植した人々が故郷を馳せ、故郷の土地の名を付けます。

つまりは…岐阜出身の僕とは同郷だろう…と一度訪問したかった場所でした。



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駅はなくなってしまいましたし…それ以前に…語り尽くせぬ苦難が幾重にも…あったろうと思います。

軽い気持ちで言えないんですけど…でも、なんとか定着されているようで…

このときは嬉しくなった次第です。



(「Z6」+「FTZ」+「AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR」)

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| 初夏 北海道レンタカー旅 | 23:30 | comments:1 | trackbacks(-) | TOP↑

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余生

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「太く生きたからといって人生が短いとは限らない」



そんなフレーズを思い出した…



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国鉄からJR、そして廃線。

激動の時代を過ごした彼らにとって…

余生の方が長く…余生の方が愛されている…のかもしれません。




(「Z6」+「FTZ」+「SIGMA 35mm F1.4 DG HSM」)

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| 初夏 北海道レンタカー旅 | 23:55 | comments:4 | trackbacks(-) | TOP↑

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風薫る駅にて

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駅の証明、まずはここに駅舎があります。

現在は資料館として渚滑線の歴史を伝えています。






そしてもう一つ、ここが駅だった証明…


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それは改札を出た瞬間、一旋の涼風に含まれた木の薫り。





木材輸送を目的に作られた渚滑線、その終着駅だったこの駅。

ああ…ここが駅だったんだな…と再確認した瞬間でした。

(「Z6」+「FTZ」+「AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR」)

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めぐる季節に思いを馳せて

太宰の言葉を借りるなら…「ただ、一切は過ぎていきます」

…最近の口癖なんですけどね。。


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「冬の厳しさ」と「春の歓び」

忙殺の毎日から季節を取り戻す…

大雪の微笑みが優しく感じられた、そんな一日でした。

(石北本線 / 上川~白滝)


(「Z6」+「FTZ」+「AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR」)

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宗谷本線 塩狩駅

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比布駅、1898年開業。

やる気の枯渇…もう辞めようかと思ってたんですけど…。



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比布1707発名寄行き 329D

そういうことを考えていると…ピーカン晴れだったりするんで…

困ったもんですよ。。






名古屋の最高気温23℃、旭川の最高気温26℃…

まさかとは思いましたが…暑かったですね。。

でもキハ40には秘密兵器があります。
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二重窓に閉ざされていた風景は…この暑さのなか、フィルターレスで目に飛び込んできます。




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いつものサミットの駅へ。



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駅は影に落ちましたが…5月の北海道、まだまだ陽は長いですよ。

下車します。


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塩狩駅、1924年開業。

ラッセルを両手で見送ったあの日から5ヶ月ぶり…ちょうど季節を裏返した…

あの日から一番(でもないですけど)遠い一日ですね。


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駅舎内には…新しいポスターがあったぐらいで特に変わりはなく。。


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車でお越しのかたがいらっしゃいましたが…その方が帰られると…駅は静かでした。


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花見シーズン…ということでBBQのセットとテントが少々気になりましたが。。


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本当のところ…桜はほとんど散ったあとでした…が、この一本だけまだまだ満開でした。

2年前に訪れたときもこの桜だけ咲いていたので…遅咲きの品種なのでしょう。

まさに「名残桜の中の名残桜」といったところでしょうか。。


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塩狩1814発旭川行き 328D 

珍しく2番線の入線。


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この駅で列車交換でした。



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帰路に見た車窓、夕陽に照射され浮かび上がる大雪山の勇姿。

まあ…簡単には辞めさせてくれなさそうですね。。

大雪山に慰留されたんじゃあ…しょうがない。。



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「風っこそうや号」も走りますよ。

今年の夏はぜひ宗谷本線へ、お越しくださいm(__)m


(「Z6」+「FTZ」+「SIGMA 35mm F1.4 DG HSM」
 +「AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR」)

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2019桜春 大井川鐵道の放浪記 その21 下泉駅

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続いての駅が…今旅最後の訪問駅になりました。


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地名から2つ目の駅で下車します。


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構内踏切&木造駅舎の駅です。


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無人駅。


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下泉駅、1931年開業。

今回の旅は…晴れに晴れてくれましたが…晴れるとこういうこともあるんです…。

ゴーストもむしろ…アジかもしれませんが。。


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正面から見ると少々お色直しされているようですね。。


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この駅も…菜の花と桜の競演が見られました。


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この駅で出会った男性、僕と同じくえきめぐり趣味の人らしく…

普段は無口な僕も…会話に花が咲きました。





「三陸鉄道には行きますか?」

と尋ねられ…ああ…そういえば行かねば…と。。




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下泉1713発金谷行き 列車番号14


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そういえば…鯉のぼりも大井川に架かっておりました…

桜も鯉のぼりも…ずいぶん遠い話しになってしまいましたね。。





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連日晴れてくれたのが最高の幸運でした。

最後に車窓から見た夕景を忘れることはないでしょう。。



金谷1802着。







その後、東海道線で掛川へ、掛川より新幹線で名古屋までの帰路でした。

(「D850」+「AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR    





というわけで…「大井川鐵道の放浪記」これにて最終回です。

間隔が開いてしまって…申し訳ない部分もありましたが…

毎度のこと駄文珍文にお付き合いいただきありがとうございました。

| 桜春 大井川鐵道 | 23:30 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

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